「より高額な報酬を得られる」うそ電話詐欺で岩国市の看護師(20代)が現金など約430万円被害

インターネット広告のアフィリエイト収入を騙る、副業あっせん名目のうそ電話詐欺で、山口県岩国市に住む看護師の女性(20代)が現金など約430万円を騙し取られました。

岩国署によりますと、女性は5月27日、SNSで副業案内の投稿を発見。投稿者から、インターネットの広告閲覧により報酬を得られる副業を紹介され、別のSNSアカウントを友達登録するよう指示されました。

そのアカウントとのやりとりで、女性は副業マニュアルの購入代金として電子マネー1980円分を送金。

さらに、「会社のサポートプランにお金を払うことで、より高額な報酬を得られる」「お金がないのなら、消費者金融で借りたらいい。利益がでなかった場合、借りたお金はこちらが負担する」などと電話で言われました。

話を信じた女性は消費者金融で現金428万円を借り、指定された銀行口座に振り込んで騙し取られました。

さらにお金を借りようとしたところ、消費者金融から「詐欺ではないか」と指摘され、女性は6月3日に岩国署に連絡し、詐欺と分かったものです。

警察は「副業あっせんを装ってお金を要求するのは詐欺の手口」と注意を呼びかけています。

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