近藤、佐藤輝ら輩出…「NPB12球団Jr.トーナメント」12月26日開幕 “逸材小学生”16チーム集結

昨年大会で優勝したDeNAジュニア【写真:田中健】

20回目の記念大会は参加チーム拡大…ファーム新球団や独立Lジュニアも“参戦”

NPBは4日、セ・パ12球団と同じユニホームを着た小学生たちが頂点を競う「NPB12球団ジュニアトーナメント」を、12月26日〜29日の日程で開催することを発表した。今年で20回目の節目を迎え、公式大会名は「NPB12球団ジュニアトーナメント KONAMI CUP 2024 ~第20回記念大会~」となる。

記念大会となることを受けて、従来の12球団に加え、今年から2軍戦に参入している「オイシックス新潟アルビレックスBC」「くふうハヤテベンチャーズ静岡」の各ジュニアチームと、日本独立リーグ野球機構加盟リーグ・チームから選抜したジュニアチーム(2チーム)の、計4チームも招待される。従来より1日多い4日間の日程で、合わせて16チームが神宮球場(予定)とベルーナドームを舞台に熱戦を繰り広げる。

「NPB12球団ジュニアトーナメント」は2005年に創設。各チームの監督は球団OBが務め、選手は小学5、6年生で編成される。最多優勝は中日ジュニアの4回で、同ジュニアからは根尾昂投手、石川昂弥内野手、高橋宏斗投手ら現チームの主力らが輩出。そのほか、ソフトバンク・近藤健介外野手(ロッテジュニア)、パドレス・松井裕樹投手(DeNAジュニア)、阪神・佐藤輝明内野手(阪神ジュニア)、DeNA・度会隆輝外野手(ヤクルトジュニア)ら多くのプロ選手を送り出し、“プロ野球の登竜門”とも呼ばれる。

昨年大会は、DeNAジュニアが7年ぶり2度目の優勝を果たした。各チームの選手募集や選考会の要項は、今月中旬頃から発表される見込みだ。(First-Pitch編集部)

プロの“関心集める”逸材小学生への条件 野球上手でも…希少枠に「選びにくい」難点

「ダメな選手は目に残らない」 プロ登竜門も重視…口酸っぱく教えたい“体の寄せ”

最速129キロ、小6逸材左腕の“進路選択” 大谷翔平の背中追い「高校で“パン”と」

© 株式会社Creative2