上海蔚来汽車（NIO）がラインオフした50万台目の量産車。（資料写真、合肥＝新華社配信）
【新華社上海6月4日】中国の新興電気自動車（EV）メーカー、上海蔚来汽車（NIO）がこのほど発表した5月の新車販売台数（引き渡しベース）は前年同月比3.3倍、前月比31.5％増の2万544台と、過去最高を更新した。
1～5月の累計は前年同期比51.0％増の6万6217台、2018年の量産車販売開始以降の累計は51万5811台となった。新車販売台数は過去最高を更新し、ミッドサイズSUV（スポーツタイプ多目的車）「ES6」とクーペSUV「EC6」の販売は、そろって1万台を超えた。販売台数が50万台を超えた業界初の高級EVブランドとなった。
同社の関係者によると、消費者はこれまで、EVの航続距離などに不安や疑問を抱いていたが、現在は受け入れつつあるという。新車販売に占めるEVの割合は22年の20.7％、23年の23.7％から、24年4月には26.0％に上昇した。スマートフォン大手の小米（シャオミ）などの市場参入も、消費者のEV認知度をさらに高めている。
