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インド総選挙の開票が4日、始まった。下院543議席のうち300議席以上を、インド人民党(BJP)を中心とした与党連合が占める見通しとなっている。ナレンドラ・モディ首相は、連続3期目となる異例の長期政権を握ることが見込まれている。
「世界最大の選挙」と呼ばれるインドの総選挙は、登録済み有権者が約10億人に上る。投票は4月19日から今月1日まで6週間にわたり、7回に分けて実施された。
開票初期の動向速報では、モディ首相率いるBJPを軸とする与党連合・国民民主同盟(NDA)が過半数の272議席以上を獲得する見込み。
モディ首相は選挙戦当初、NDAで400議席以上の獲得を目標に掲げていた。一部の出口調査の結果からは、その実現も予想された。
しかし、NDAの獲得議席数は日本時間4日午後7時時点で294議席と、目標を大きく下回っている。
一方、最大野党・国民会議派を中心とする中道左派の野党連合・インド国家開発包括同盟(INDIA)は、日本時間4日午後7時時点で232議席を獲得。大方の事前予想より多くなっている。
投票数が多いインドの選挙では、序盤にリードした政党や連合体が最終的に負けることが珍しくなく、開票の早い段階で結果を見通すことは難しい。