いすみ市の小学生が発見! 幸運呼ぶ“八つ葉”のクローバー  

いすみ市の小学生が発見! 幸運呼ぶ“八つ葉”のクローバー  

 千葉県いすみ市の小学生が、学校帰りの通学路である珍しい植物を見つけました。
 ヒントは幸運を呼ぶとされるあの植物です。

 いすみ市に住む小学5年生の菊池陽輝さんが5月21日、学校帰りの通学路で見つけたというクローバー。

 よく見てみると、なんと葉が8枚!四つ葉の倍となる「八つ葉のクローバー」です。

菊池陽輝さん(小5)
「下校中に歩いていたら四つ葉のクローバーが目に入って、抜いてみて、周りに四つ葉とか五つ葉があるかと思って見たら(葉が)重なっていて数が多いのを見つけた。何回数えても8枚で、あぜ道の真ん中にポンと生えていた」

 ご両親によると、陽輝さんは小さいころから自然の中で遊ぶことが大好きで、学校帰りに気になる植物があると、触ってみたり匂いを嗅いでみたりするなど、五感を駆使した植物観察を日課にしているということです。

 千葉県立中央博物館で植物を専門にしている学芸員の御巫由紀さんに、八つ葉のクローバーの映像を見てもらいました。

千葉県立中央博物館 学芸員 御巫由紀 さん
「四つ葉のクローバーを見たことはあるが、“八つ葉”は初めて見たので驚いた。たくさんの葉っぱを持つクローバーがあると話には聞いていたが、実際に見つけるのはなかなかない体験だと思う。3つの葉っぱのものが4つになるのは、遺伝的に4つになりやすい個体があるということ。そうでなくても、例えば虫がかじるとか、寒さで傷つけられるとか、環境条件や傷ができることによって成長点という芽ができる最初のところが傷つけられて、3枚が4枚になることがあると聞いている」

 そして、御巫さんは未来の“植物博士”に次のようにエールを贈りました。

千葉県立中央博物館 学芸員 御巫由紀 さん
「植物を見ようと思ってくれる、こんなに珍しいものを見つけてくれるお子さんがいるということがとてもうれしいので、この後もその気持ちを持ち続けてほしいと思う」

 「家内安全」や「子孫繁栄」という花言葉を持つとされる八つ葉のクローバー。

 陽輝さんは、このクローバーにどんな思いを込めているのでしょうか?

菊池陽輝さん(小5)
「今回はすごく運が良いことが起きて、世界中にはたくさん困っている人がいて、そういう困っている人たちにこの運を分けてあげたい」

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