伊藤信太郎環境大臣は、4日の閣議後の会見で、新潟水俣病の被害者との懇談を7月中に行う意向を明らかにしました。
■伊藤信太郎環境大臣
「(Q.新潟で懇談に臨む大まかな時期は)…7月中になると考えている。私が新潟に赴くという形を考えている。」
新潟水俣病の被害者は、5月31日に開かれた県主催の式典への大臣の出席を求めていましたが、国会会期中を理由に県内入りせず国定勇人政務官が出席していました。伊藤大臣は「政務官と被害者との懇談で出た意見や要望は報告を受けている」とした上で「十分な意見交換の場になるようにしたい」とも述べました。
■伊藤信太郎環境大臣
「(Q.被害者の救済について新潟で言及はあるか)関係団体の要望の中に『被害者の救済』が含まれていることはよく承知している。歴史と経緯を十分に踏まえつつ真摯に検討を行いたい。」
懇談の形式については「複数回に分けてという意見もある」として、被害者団体と日程調整を進めると述べました。