【気象予報士が解説】5日は日差したっぷり安定した空模様 梅雨入りはもう少し先に【新潟】

ソラリぽ

4日は大気の状態が不安定で、現在も雨の降っている所があります。現在の雨雲の様子を見ると、上・中・下越には広く雷注意報が発表されています。あと数時間は、急な強い雨や落雷にご注意下さい。

2日~4日とあちこちで雷雨となりましたが、〝雷三日〟という言葉を聞いたことはありますか?
夏の雷は一度発生すると三日程度続くという文字通りの意味で、夏は大気の流れがゆっくりのため雷雲の要因となる寒気が入ると、日本付近を通過するのに3日程度かかるためです。これからの季節は、雷の予報が出た場合は数日続く可能性があると思って気象情報に注意をしてください。

5日は、寒気が抜けて安定した空模様になりそうです。5日午前9時の予想天気図では、日本海に中心を持つ高気圧に覆われますので、日差しがたっぷり届く見込みです。ただ、北よりの涼しい風が吹いてきますので、極端な暑さはなさそうです。そして、この先もしばらく晴れの日が続きそうです。

10日先までの予報では、来週11日(火)頃は一時的に梅雨前線が北上してきて雨の降る所もありそうですが、13日(木)から晴れる所が多くなります。そのため、このタイミングの梅雨入りはなそうです。

最新の予想によると、新潟県が含まれる北陸地方の梅雨入りは、平年より少し遅れて6月中旬ごろの見通しです。しばらくまとまった雨が期待できませんので、農家さんは水の管理に注意が必要かもしれません。

© 株式会社新潟テレビ21