佐渡市北部で初の試み-トキ17羽放鳥 地域生息域拡大に期待【新潟・佐渡市】

トキ17羽放鳥

佐渡市北部の大佐渡地域で、トキが初めて放鳥されました。
今回、放鳥場所に選ばれたのは、佐渡市北部・外海府にある小野見地区の棚田です。島の中心部である国仲地域などに偏るトキの生息域を広げるために、初めて島の北部で放鳥されました。

3月から訓練してきたメス17羽は、住民らの代表によって4回に分けて木箱から直接放たれました。
■放鳥した中学生
「6月4日、放った子たちが元気に育って大きくなってほしいなと思いました。」

■環境省 篠崎さえか首席自然保護管
「今後もですね、このようにハードリリースの羽数を増やしまして、トキの分布域の拡大に努めていきたいと考えております。」

佐渡市に生息する野生のトキは、去年の年末で約500羽。今後、島の北部にも生息域が広がるのか注目されます。

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