人口減少で企業の人手不足が深刻化するなか外国人材の受け入れを支援へ 秋田県がサポートセンターを開設

秋田朝日放送

秋田県内では人口減少に伴い企業の人手不足が深刻化しています。人材確保のためニーズが高まっているのが外国人材です。県は受け入れを支援するサポートセンターを開設しました。

秋田県が県教育会館2階に開設した「外国人材受入サポートセンター」は企業からの相談対応を担います。センターは、全国で人材サービスを行い外国人材の活用についてもノウハウを持つ東洋ワークが運営し、専門の相談員1人が配置されます。

外国人の雇用について県ではこれまで行政書士会に委託していました。センターの開設によって企業が求める人材確保から受け入れ・定着まで幅広く支援できるということです。

2023年10月時点での県内の外国人労働者数は3161人、受け入れ企業数は664事業所と年々増加傾向にありますが、全国では最下位に留まっています。

外国人材受け入れに踏み出せない企業の多くは、在留資格や手続きの分かりにくさやコミュニケーション面に不安を感じているといいます。サポートセンターでは、対面やオンラインでの相談に応じるほか、これまで外国人材を受け入れたことがない企業向けのセミナーなどを開催する予定です。

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