いいストーリーとは?テーマ設定や読者に伝える手法【テクニックでセンスを超える!プロが教えるマンガネーム】

マンガネームをつくるために必要なこと

ストーリー編

どんなマンガにも必ず存在するもの。それは 「ストーリー」 です。物語のない、話のない絵は 「イラスト」であり、 「マンガ」にはなりません。どんなに短い4コママンガであっても、そのなかには「ストーリー」があります。そのため、マンガを描くうえで、ストーリーをつくる力は欠かすことのできない要素なのです。

では、いいストーリーとはどのようなものでしょうか。これまでに素晴らしいストーリーを持ったマンガが多く描かれていますが、そのようなマンガは共通して、ストーリーのなかで作者が伝えたい内容・テーマが一貫して描かれています。そして、読者にもそのテーマが伝わっているのです。マンガは自分の「伝えたいこと=テーマ」をストーリーに乗せて読者に伝えるコミュニケーションです。どんなにいいテーマを設定しても、読者にそれが伝わらなければ意味がありません。そして、相手にうまく伝えるためには工夫がされていなければならないのです。

自分の描きたいという熱意と、ストーリーの軸となるテーマ、そして読者がそのテーマを読み解きやすくする工夫があって、はじめて読者に伝わる素晴らしいストーリーが完成します。そして、それに加えてわかりやすくテーマを伝えるための手法や、一貫性のあるストーリー構成の方法など、プロのマンガ家なら誰もが実践しているテクニックが存在します。マンガの軸となるストーリーづくりについて学んでいきましょう。

【出典】『テクニックでセンスを超える! プロが教えるマンガネーム』著:佐藤ヒロシ

【書籍情報】
『テクニックでセンスを超える!プロが教えるマンガネーム』
著:佐藤ヒロシ

マンガを描く上で、アイデアやイメージを形にするのは難しく、面白さを伝えるためにはネームが必要です。ネームは、コマ割りや構図、キャラクターの配置などを具体的に示す設計図であり、作品の完成度を高めるために何度も修正を繰り返します。本書では、ネームの作り方と素晴らしい作品になるためのポイントを解説し、実際のネーム添削も紹介。ネームを描くことが、面白いマンガを作成する第一歩です。マンガネームの書き方に悩んでいる方にぜひ読んでいただきたいおすすめの一冊です。

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