桂場の「への字口」に、視聴者注目「それどういう表情?」

激動の昭和、厳しい法の世界に足を踏み入れたヒロインを描く連続テレビ小説『虎に翼』(NHK朝ドラ)。6月4日放送の第47回では、いつもとは違う寅子に対し、裁判官・桂場の不満気な表情が話題となった。

(左から)神保衛彦役・木場勝己、桂場等一郎役・松山ケンイチ、佐田寅子役・伊藤沙莉、(右)久藤頼安役・沢村一樹 (C)NHK

久藤(沢村一樹)の後押しで司法省で働きはじめた寅子(伊藤沙莉)。民法の改正案を読んだ寅子は感銘を受けたことを久藤に伝えるが、「思ったより謙虚だ」と返される。改正案はGHQから突き返されたもので、全ての人間に平等なものではなかった。

GHQで働くホーナー(ブレイク・クロフォード)とも顔を合わせた寅子は、もっと自分の意見を伝えればよかったと後悔。その矢先、司法省に東京帝大の教授・神保(木場勝己)が現れるのだった。

採用時に同席していた桂場に対し、「精一杯働く」と頭を下げる寅子が描かれた今回の放送。さらに、そんな寅子を目にした桂場が口元を曲げながら「君もそういう薄っぺらいことを言うのだなと」と言い放つシーンも。

桂場の表情を見た寅子が「これはスンッだ」と察する場面もあり、SNS上では「桂場さんの絵に描いたようなへの字口すごいw」「それ、どういう顔ww」「寅ちゃんのスンッに幻滅したか」「桂場さんなりのスンなんだろうか あんなに快活だった寅ちゃんが萎縮してるから」など、さまざまな考察が寄せられている。

放送はNHK総合で朝8時から、NHK BS・プレミアム4Kでは朝7時半からスタート。6月5日放送の第48回では、寅子は、「民法が改正されれば多くの人が混乱する」と憤る神保から意見を求められる。

文/つちだ四郎

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