巨人が記録ずくめの歴史的猛攻でリーグ&交流戦W首位 三回に球団タイ9者連続安打&リーグタイ1イニング12安打

 3回、1イニングに2本の適時打を放ち、ナインに迎えられる岡本(中央)=撮影・佐藤厚

 「巨人18-2ロッテ」(4日、東京ドーム)

 巨人は打線が23安打18得点と爆発して快勝。リーグ戦に加え、交流戦でも首位に浮上した。三回は球団タイの9者連続安打、セ・リーグタイ、球団新記録の1イニング12安打を記録した。記録ずくめの歴史的な猛攻を見せた。

 9連続安打はメークドラマの1996年以来で、くしくもこの日は長嶋茂雄終身名誉監督が来場して観戦した。

 2-2の三回。先頭・ヘルナンデスから連打で無死一、二塁。ここで4番・岡本和が左前打を放って1点を奪い勝ち越しに成功する。猛攻は、まだまだ終わらない。続く坂本が遊撃内野安打を放って無死満塁と好機を広げる。

 その後も6番・立岡から9番の投手・山崎伊も含む1番・丸まで誰ひとりとして凡退もなく、ひたすらHランプを点灯させた。9連打は、いずれもシングルヒットの“マシンガン打線”。続々と得点を積み重ね、この回は一挙11点を奪った。

 三回の猛攻にも左前適時打で加わった先発・山崎伊は、6回を4安打2失点で5勝目をマークした。

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