35歳・坂本勇人は「衰えない」 三塁初挑戦も断トツ6.2…超絶美技が「凄すぎる」

ロッテ戦で好守を見せた巨人・坂本勇人【写真:小林靖】

■巨人 18ー2 ロッテ(4日・東京ドーム)

巨人・坂本勇人内野手が4日のロッテ戦(東京ドーム)で攻守に躍動した。打っては2安打2打点をマークし、7回の守備では強烈なゴロを横っ飛びキャッチし、アウトにした。18-2の大勝劇に貢献した35歳に「凄すぎる」「何故こんなに動けるのか」「全く衰えない」とファンは驚きの声を寄せている。

「5番・三塁」で3試合ぶりに先発出場した坂本勇は初回に左前適時打、大量11点を奪った3回には遊撃内野安打、押し出し四球を選んだ。この日の2安打で通算2370安打。落合博満の2371安打にあと1本に迫った。

守備でも魅せた。7回に友杉が放った三遊間の強いゴロを横っ飛びで捕球すると、そのまま1回転して一塁送球してアウトにした。

遊撃手でゴールデングラブ賞に5度輝いた名手は、昨年途中に三塁へコンバート。イバーメトリクスの観点からプロ野球の分析を行う株式会社DELTAのデータによると、守備全般での貢献を示す「UZR」で、三塁手でリーグ断トツの6.2をマークしている(6月3日時点)。

「DAZN」が公式X(旧ツイッター)に動画を投稿すると、ファンは続々反応。SNSには「サード上手いな」「ホント素晴らしい選手」「バケモンですね」「円熟の守備」「球史に残る選手」「全然老け込まない」とコメントが寄せられている。首位・巨人を牽引する35歳。まさに球界の宝だ。(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)

データ提供:DELTA
2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』も運営する。

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