岐阜県池田町長選告示 新人3氏の争い 前町長はセクハラで辞職

池田町役場

  セクハラ行為を認定された前の町長の辞職に伴う揖斐郡池田町の町長選挙は4日、告示され、新人3人が立候補を届け出て、選挙戦に入りました。

立候補した3人(左から届け出順)

  池田町長選挙に立候補したのは、届け出順に、いずれも無所属新人で、会社員の竹中誉さん(53)、元兵庫県議の小西彦治さん(52)、会社員の柳生一成さん(68)の3人です。

  新人の竹中さんは、ハラスメント対策は前提条件で、町が一歩踏み出せる政策を目指すと強調しました。

※無所属・新人 竹中誉さん
  「再度、この場所に立たせていただいた。この選挙戦、必ず勝ちたい。この5日間、粉骨砕身、池田町の皆さんに私の思いを伝え続けてまいります」

  新人の小西さんは、報道陣の取材に対し、無投票を阻止し、しがらみのない町政を行うことが出馬の理由と話しました。

※無所属・新人 小西彦治さん
  「今回も無投票の可能性があるということで、新人ながら無投票とかっていうのも、ちょっとどうなのかなと。1番最初に取り組まないといけないのは住みやすさ、居心地の良さ、子育てのしやすさという環境を目指さないと、人口にもつながっていかないと思いますので、重点的にやっていく」

  そして、午後5時の締め切り間際に立候補を届け出た新人の柳生さんは、前回の選挙戦でも訴えた少子化対策や産業の育成に取り組むと主張しました。

※無所属・新人 柳生一成さん
  「池田町の人口減少に歯止めをかける、少子化対策をする、工業を中心に農業・商業含めた産業育成で池田町の活力を生み出す、あるいは働く場を生み出す、財政基盤を豊かにする、確固たるものにする」

  町長選挙は、岡﨑和夫前町長(76)が、約20年前から女性職員らの体を触るなどのセクハラ行為をしていたと町の第三者委員会が認定し、ことし4月に辞職したことに伴うものです。

  池田町長選挙は、今月9日に投票、即日開票されます。

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