鳥だこ 迫力たっぷり 安さん作品展 花巻・田舎labo

大きなイヌワシの鳥だこを持つ安風童さん

 花巻市湯口のたこ作家安風童(本名松山泰典)さん(54)のギャラリー展は、同市湯口の田舎laboで開かれている。鳥を模した精巧な作りのたこを展示し、生き生きとした作品が訪れた人の目を引いている。10日まで。

 岡山県出身の安さんは30代でたこ作りに魅了され、県外の制作団体で活動。4年前に同市に移住してからは、県内を中心にワークショップ(WS)などを通してたこ揚げの魅力を広めている。

 同展ではこれまでに制作したハヤブサ、コウノトリ、クジャクなどの鳥だこ5点を展示。いずれもヤナギの枝と竹、彩色した和紙のみで翼を広げた姿を再現している。イヌワシは横約3メートル、縦約1・5メートルと実物より大きく迫力たっぷり。どのたこも胸部に付けた一本の糸だけで飛ばせる仕様にすることで、鳥本来の動きに近づけている。

© 岩手日日新聞社