公文書毀棄容疑で誤認逮捕 大阪府警、40代男性釈放

大阪府警本部

 大阪府警は5日、交通違反をした際に交付される反則金の仮納付書を破ったとして公文書毀棄容疑で、大阪府の40代男性を誤認逮捕したと発表した。4日に現行犯逮捕をした直後、仮納付書が公文書に当たらないことが判明したため釈放した。

 府警によると、4日午後5時ごろ、大阪府摂津市の路上で交通取り締まり中だった40代と30代の摂津署員が、禁止区間で車線変更する男性のトラックを確認し、停車させた。男性が手渡された仮納付書をその場で破ったため、署員が現行犯逮捕した。

 摂津署に連れてきた後、署幹部が誤認逮捕であることを指摘。男性を署内で釈放し謝罪した。現場にいた署員2人は仮納付書を公文書だと思い込んでいたという。

 府警の奥田栄男地域総務課長は「心よりおわび申し上げる。指導教養を徹底し、再発防止に努める」とコメントした。

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