チェルシー指揮官を退任したポチェッティーノ氏「この1年でともに築いた強い絆に感謝」

チェルシーの監督を退任したマウリシオ・ポチェッティーノ氏が4日、自身の公式インスタグラムで今シーズンを振り返った。

今シーズンのプレミアリーグで18勝9分11敗を記録し、勝ち点「63」の6位フィニッシュを飾ったチェルシー。開幕序盤こそ不安定な戦いを露呈した同クラブだったが、シーズンが進むにつれて本来のパフォーマンスを取り戻し、2024年に入ってからのリーグ戦では3敗のみと、好調を維持しながら欧州カップ戦への出場権を獲得している。しかし、チェルシーは先月21日にポチェッティーノ氏との契約を双方合意の上で解除したことを発表。同氏については、早期のプレミアリーグ復帰の可能性が報じられるなど、今後の動向に注目が集まっている。

そんななか、ポチェッティーノ氏は4日に自身の公式インスタグラムを更新。「オーナー、スポーツディレクターの方々、この素晴らしいクラブでプレミアリーグに復帰する機会を与えてくれたこと、そして選手、スタッフ、ファンの皆さんからのサポートに感謝している」と謝意を記し、「私たちは、このサッカークラブが皆さんにとってどれほど大切な存在であるかを理解しているし、だからこそ皆さんに誇れるチェルシーを提供するために懸命に取り組んできた」と今シーズンを振り返った。

また、「チームが到達したレベル、そして選手とスタッフ全員が自分たちの水準を高めるために懸命に努力してきた姿にとても満足している。彼らは称賛に値するし、ピッチ上でのパフォーマンスからもそれを感じてもらえたと思う」と手応えを表現。続けて、「浮き沈みがあったことは承知しているが、私たちは常にこのチームを信じ、安定したレベルに到達できると信じていた」と見解を示している。

さらに、「今シーズンの経験と大きな成長が、選手たちを将来に向けてより強くしてくれると信じている」と胸の内を明かし、「彼ら全員と一緒に仕事ができたことは喜びであり、この1年でともに築いた強い絆に感謝している。来シーズン、そしてそれ以降も、みんなのベストを祈りたい」とメッセージを送った。

なお、ポチェッティーノ氏は9日にチェルシーの本拠地『スタンフォード・ブリッジ』で開催されるユニセフ主催のチャリティー・マッチに、指揮官として参加することが決定している。

【画像】ポチェッティーノ氏が今季を回想

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