洗心荘、先着順方式で随時契約開始 入札で買い手見つからず/八戸市

 老朽化に伴って3月下旬に営業を終了し、八戸市が施設の一般競争入札での売却を進めていた市民保養所「洗心荘」について、市は4日から先着順方式での随時契約を始めた。5月末までの入札で買い手が見つからなかったため。

 洗心荘は十和田市焼山地区に所在。鉄筋コンクリート造りの地上3階、地下1階建て。1986年に開設されたが、利用者減や施設の老朽化により、廃止が決まった。

 市は3月から入札参加申し込みの受け付けを始め、4月中旬には現場説明会を開催。5月13~31日に入札を実施し、3日に開札した。

 最低売却価格は1948万円(税抜き)。今後も同価格で随時契約を受け付ける。

 一方、同時に買い手を募っていた洗心荘旧従業員宿舎は、既に契約に向けた手続きが進んでいる。【全文】

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