大の里らデザイントキ鉄車両運行へ 企業版ふるさと納税で 糸魚川市

糸魚川市の企業版ふるさと納税により、大相撲で活躍する海洋高出身の力士をデザインしたえちごトキめき鉄道のラッピング車両を運行させる計画が明らかになった。4日に開かれた市議会建設産業常任委員会で市が報告した。

寄付額は1000万円。寄付者はトリプルコンフィデンス株式会社・朱孝代表取締役(千葉県習志野市、保険代理店)。寄付者は大相撲ファンで、ラッピング車両を運行させることで海洋高や同校相撲部のPR、糸魚川市の地域振興につなげてもらいたい意向という。

市は3月に依頼を受けて、4月からトキ鉄と日本相撲協会などと調整を開始している。

ラッピング車両は1両。現段階での案では通常時、イベント時に運行する。デザインは大の里関のほか同校出身力士の肖像、カニや鮮魚の地元特産品など。力士も出席して車両の披露セレモニーや記念イベントなどを計画している。今年秋ごろの実施予定で調整を進める。

市議会6月定例会で、事業に係る関連予算を計上する。

© 株式会社上越タイムス社