「振りほどかれない手のつなぎ方」 警視庁が教える、子どもとの外出時に真似したいテクに反響 ポイントは親指

外出先で子どもに危険がないよう手をつないでいても…(写真はイメージ)【写真:写真AC】

小さな子どもは興味のあるものを見つけると、急に走り出してしまうことがあります。けがや事故の危険を避けるため、外出先では子どもと手をつないでいる人が多いと思いますが、ふとした瞬間に振りほどかれてしまうことが。そうした不安の対策として、警視庁警備部災害対策課の公式X(ツイッター)アカウント(@MPD_bousai)が、「振りほどかれない手のつなぎ方」を紹介し話題になっています。

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「普段の外出時や災害時の避難の際にも有効」

日々、成長するなかで多くのことに興味を持ち、学んでいく子ども。一方で、気になったものへ真っ直ぐ進む行動が、けがや事故につながってしまうケースも少なくありません。

X担当者さんも「お出かけの際、3歳になる息子が急に走り出すことが多くなりました」と明かします。そこで、保育園で教わったという「振りほどかれない手のつなぎ方」について、写真2枚を添えて紹介しました。

○振りほどかれない手のつなぎ方
1. 子どもに保護者の親指を握らせる
2. 人差し指と中指の間に子どもの手首を挟む
3. 薬指と小指で子どもが握った拳を包み込む

投稿によると「無理に子どもの手首を掴むのではなく、子どもに親指を握ってもらうようにする」ことがポイントだそう。この方法なら、子どもの拳をしっかり掴めて安全に外出でき、「普段の外出時や災害時の避難の際にも有効です」と呼びかけました。

ちなみに、子どもから握ってもらうのは、離れてしまうのを防ぐだけでなく、急な動きによる肘内障(ちゅうないしょう)といった脱臼のリスクを軽減できるといわれています。

小さい子どもの安全に役立つ投稿に、1万件の“いいね”が集まりました。引用リポストには、「握り方ひとつで子どもの安全につながるのは大切ですね」「これ毎年投稿してほしいくらい有益情報」といった声のほか、「超重要。ヤツらは横断歩道を渡り切った直後に後ろ向きにダッシュしたりする生き物……」など、実際に突然走り出した子どもにヒヤリとした経験が多く寄せられています。

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