日産自動車は2024年5月30日に、EV、e-POWERモデルなど3車種のナビ・コントロールユニット、セレナの車内データ通信(CANゲートウエイ)に不具合があるとしてリコールを届け出た。該当台数は17万6000台の大規模リコールとなっている。
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■ナビ・コントロールユニット
このリコールは市場からの248件の報告により実施された。不具合の内容は、ナビゲーション・コントロールユニットの制御プログラムが不適切なため、ナビゲーションシステムが正常に作動しなくなることがあるというもの。
そのため、直前直左確認用のカメラ映像が表示されないことがある。また、一部の車種では車載コントロールユニット間の通信制御装置(CANゲートウェイ)の制御プログラムが不適切なため、ナビゲーションシステムの異常を検知した場合に、エンジン/e-POWERシステムの始動ができなくなるおそれがある。
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対策は該当する全車両の、ナビゲーション・コントロールユニットの制御プログラムを修正する。また、アリア、セレナについては上記に加えて、CANゲートウェイの制御プログラムを修正することになる。
該当車両は2021年11月から2023年11月の間に生産された、アリア、セレナ、エクストレイルで、合計8万5845台。
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■CANゲートウエイ
このリコールは市場からの274件の報告により実施された。不具合の内容は、車載コントロールユニット間の通信制御装置(CANゲートウェイ)の制御プログラムが不適切なため、車載コントロールユニットの通信不良に至ることがある。そのため走行中に警告灯が点灯し、運転支援システムが使用できなくなる、または、始動不良に至るおそれがある。
対策は該当車両の全車の、CANゲートウェイの制御プログラムを修正することになる。
該当車両は2022年11月から2024年1月の間に生産されたセレナで、合計9万313台となっている。
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