「私の車に乗るなら必ず勝て」全てを懸けてレースに挑め!『フェラーリ』予告編

F1界の“帝王”と呼ばれた男、エンツォ・フェラーリの情熱と狂気を描く、マイケル・マン監督最新作『フェラーリ』が、7月5日より公開される。このほど、予告編とポスタービジュアルが披露された。

本作は、1957年、59歳だったエンツォの波乱と激動の1年を描く。難病を抱えた愛息ディーノを前年に亡くし、社の共同経営者でもある妻ラウラとの夫婦生活は冷え切っていた。さらに、秘かに愛し合っていた女性リナとその息子ピエロとの二重生活は、思いがけずラウラの知るところに。2人の女との愛憎と婚外子の認知問題に加え、業績不振により破産寸前のフェラーリ社は、競合他社からの買収の危機に瀕していた。私生活と会社経営で窮地に立たされたエンツォはしかし、起死回生を懸け、イタリア全土1000マイル縦断の公道レース「ミッレミリア」に挑む。

予告編は唸るV8エンジンを自らの手でチェックしながら「私の車に乗るなら必ず勝て」と語るエンツォの冷徹なプロフェッショナル性と圧倒的なカリスマ性が垣間見えるシーンからスタート。しかし、その裏では愛息ディーノの死、妻ラウラとの崩壊寸前の夫婦生活の裏で秘かに愛し合っていた女性リナとの二重生活、さらにフェラーリ社は破産寸前、買収の危機に瀕しており、F1の“帝王”と呼ばれたエンツォの知られざる悲劇と闇が明らかに。そんななかでエンツォが起死回生を懸け、イタリア全土1000マイル縦断の公道レース「ミッレミリア」のレースに挑む。

美しいフォルムのフェラーリがイタリアの田園風景を疾走する芸術的なシーン、せわしない街中でデッドヒートを繰り広げる手に汗握るシーン、そして炎に突っ込む命を懸けたレーサーの姿まで。オペラのごときドラマを打ち破る迫力のカーレースシーンにも期待が高まる。

ポスタービジュアルには、情熱と狂気を併せ持つエンツォの二面性を思わせる表情とフェラーリ315S、335Sが地を切り裂くように疾走する姿が映し出されている。全てを懸けたレースの果てに待つのは栄光か?過酷な運命か?まさに魂が高鳴るビジュアルになっている。

『フェラーリ』
2024年7月5日(金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
監督:マイケル・マン
原作:ブロック・イェイツ「エンツォ・フェラーリ 跳ね馬の肖像」
脚本:トロイ・ケネディ・マーティン
出演:アダム・ドライバー ペネロペ・クルス シャイリーン・ウッドリー パトリック・デンプシー
配給:キノフィルムズ

【ストーリー】 1957年。イタリアの自動車メーカー「フェラーリ」の創始者エンツォ・フェラーリは激動の渦中にいた。妻ラウラとともに設立した会社は経営の危機に瀕し、1年前の息子ディーノの死により家庭は破綻。その一方で、愛するパートナー、リナ・ラルディとの間に生まれた息子ピエロを認知することは叶わない。再起を誓ったエンツォは、イタリア全土1000マイルを走る過酷なロードレース“ミッレミリア”にすべてを懸けて挑む。

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