松山英樹は昇格大会2勝目なるか “帝王の庭”にシェフラー、マキロイら勢ぞろい

2014年以来の大会2勝目を狙う(撮影/亀山泰宏)

◇米国男子◇ザ・メモリアルトーナメント 事前情報◇ミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)◇7569yd(パー72)

今季8試合が組まれたシグニチャーイベント(昇格大会)の7戦目は“帝王”ジャック・ニクラスのホスト大会となる。49回目を迎える伝統の大会は、今年もオハイオ州ミュアフィールドビレッジGCで開催。ニクラスとデズモンド・ミュアヘッド氏が設計を手掛け、ライダーカップ(1987年)、ソルハイムカップ(1998年)、プレジデンツカップ(2013年)と男女の対抗戦をホストした世界初のコースとしても知られる。

次週にメジャー第3戦「全米オープン」(ノースカロライナ州パインハースト No.2)を控え、翌週にも最後の昇格大会「トラベラーズ選手権」(コネチカット州TPCリバーハイランズ)が続くビッグトーナメント3連戦。世界ランキングトップ10のうちLIVゴルフでプレーするジョン・ラーム(7位/スペイン)を除く9人がエントリーした。

世界ランキング1位のスコッティ・シェフラーは今季出場12試合で4勝を挙げ、トップ10を外したのは1月「ザ・アメリカンエキスプレス」(17位)の1試合だけという抜群の安定感を誇る。ランク2位のザンダー・シャウフェレは、悲願のメジャー初制覇を遂げた3週前の「全米プロゴルフ選手権」以来の登場となる。

前年大会はビクトル・ホブラン(ノルウェー)がデニー・マッカーシーとのプレーオフを制して優勝。首位タイで最終日を迎えたロリー・マキロイ(北アイルランド)は7位に終わり、当地での初タイトルを逃した。

2打差でラスト18ホールを迎え、2014年のPGAツアー初優勝に続く大会2勝目に迫った松山英樹は16位でフィニッシュ。35位だった「全米プロ」以来のトーナメント出場で、2月「ザ・ジェネシス招待」を含めた昇格大会シーズン2勝目を狙う。

フィールドを絞る昇格大会の中ではジェネシス招待、アーノルド・パーマー招待とともに予選カットを実施する大会のひとつ。36ホールを終えて50位タイまでの選手が決勝ラウンドに進む。

<主な出場予定選手>
ビクトル・ホブラン、ルドビグ・オーベリ、パトリック・カントレー、ウィンダム・クラーク、ジェイソン・デイ、トミー・フリートウッド、リッキー・ファウラー、マックス・ホマ、松山英樹、ロリー・マキロイ、コリン・モリカワ、ザンダー・シャウフェレ、スコッティ・シェフラー、ジョーダン・スピース、ジャスティン・トーマス

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