新図書館候補地 近鉄からJRまでのエリアを対象に

By 三重テレビ放送

新図書館の移転計画について三重県四日市市は4日、近鉄四日市駅からJR四日市駅までのエリアを対象に候補地を選定していく考えを発表しました。

四日市市では、これまで中心市街地の整備の一環として、近鉄グループが四日市駅前の商業施設「スターアイランド」の跡地に建設を予定している地上32階建ての高層ビルに2028年度中の開館を目指して、新たに図書館を整備する計画を立てていました。

しかし、近鉄グループは建物全体の整備費用が約390億円、工事期間が49カ月と当初の想定を大幅に超えたとして、市に対し事業延期を申し出ました。

その後、市と近鉄グループで協議を重ねた結果、5月に整備の断念を発表しました。

森市長は4日の会見で、新たな図書館は近鉄四日市駅からJR四日市駅までのエリアを対象に候補地を選定していくと発表しました。

新図書館は単独での建設になることから、森市長は「高層階でなければ工事期間も短くなるのでは」と話し、「中央通りの中心市街地再開発プロジェクトのエリアにおいて、新候補地選定を行っている。できるかぎり速やかに提示して、新図書館の整備を早く進めていきたい」と話しました。

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