「非常に大きな前進」松本の食肉処理施設 移設へ中南信地区に有力候補地【長野】

松本市が土地の返還を求めている食肉処理施設について、移転先として有力な候補地が中南信エリアで見つかりました。

県とJAなどは、JAの子会社が松本市で運営する食肉処理施設の移転先について検討を進めています。移転先の条件は、2ha以上の敷地面積があることに加え、解体作業に大量の水を使うため地下水が利用できることなどです。
選定が難航する中、これまでに3カ所の候補地が示されていましたが、新たに中南信エリアの自治体から立候補がありました。JAの子会社は最も有力な移転先とみています。

■県農政部・保科千丈次長
「まだ候補地なんですけれども、めどがついたと。これ非常に大きな前進だというふうに思っております。これからはこれをどうやって具体化していくかという作業に入っていきます」

食肉処理施設の土地を所有する松本市は、ごみ焼却施設の移転に伴い、2027年3月末までに更地にしてから返還するようJAに求めています。

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