陸上女子1600リレー 口加2連覇 双子の渡部姉妹がバトンつなぐ 長崎県高総体第4日

【陸上女子1600メートルリレー決勝】口加の第1走者渡部凪(右から2人目)と第2走者渡部歩(同3人目)が姉妹でバトンリレー=諫早市、トランスコスモススタジアム長崎

 陸上女子1600メートルリレーは口加が昨年の優勝メンバーと同じ顔触れでV2を達成した。3分55秒69という記録に、400メートル、400メートル障害と合わせて3冠となったアンカー北川は「チームベストが出てうれしい」と声を弾ませた。
 尾﨑監督が「本当に仲がいい」とうなずく有家中出身の双子の渡部姉妹が1、2走でバトンをつないだ。妹の凪沙が「全力で飛ばして1位で帰ってくる」という宣言通りにトップで渡し、姉の歩実も2位で粘った。3走伊東が再度先頭を奪うと、最後は北川が2位と3秒近い差をつけてゴールした。
 昨年の北九州地区予選は準決勝で敗退したが、今年は4人全員が個人種目で北九州切符を獲得するなど個々の走力が向上している。雪辱のインターハイ出場に向けて、北川は「北九州では3分50秒を目指す」とさらなるタイム短縮を掲げた。

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