「AICHI CENTRAL CUP 2024」会見リポート! 愛知ナンバーワンクラブを決める戦いが9月に

B1リーグ所属で愛知県に本拠地を置く四つのクラブ(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ、三遠ネオフェニックス、シーホース三河、ファイティングイーグルス名古屋)は6月3日、名古屋城本丸御殿で記者会見を開催。2024-25シーズン開幕直前の9月7日と8日に愛知ナンバーワンを決めるカップ戦「AICHI CENTRAL CUP 2024」を初開催すると発表した。

「AICHI CENTRAL CUP 2024」は、一つの県に四つのクラブがひしめいている愛知県のバスケットボールをさらに盛り上げ、日本のバスケ人気の中心とするために企画されたもの。優勝チームに500万円、準優勝に100万円、3位に70万円、4位に30万円の賞金が分配される。

6月3日の記者会見には、名古屋ダイヤモンドドルフィンズから梶山信吾ゼネラルマネージャーと中東泰斗選手、三遠ネオフェニックスから水野晃社長と太田敦也選手、シーホース三河から佐古賢一シニアプロデューサーと石井講祐選手、ファイティングイーグルス名古屋から渡邊竜二ゼネラルマネージャーと笹山貴哉選手が出席した。

大会の主管クラブである名古屋ダイヤモンドドルフィンズの梶山GMは「この大会を機に愛知の四つのクラブが協力を深めてバスケ王国・愛知につなげていきたい」とあいさつ。また、残る三つのクラブの幹部も「こういう大会ができないかと考えていたことが実現してうれしい」(三遠ネオフェニックス・水野社長)、「やるからには優勝を目指したい」(シーホース三河・佐古SP)、「この大会をシーズン開幕戦だと思って真剣勝負に徹したい」(ファイティングイーグルス名古屋・渡邊GM)とコメントした。

続いてBリーグの島田慎二チェアマンのビデオメッセージを上映。島田チェアマンは「毎年継続して愛知県のバスケットボールの発展に資するような大会になることを心から願っている」と大会への期待を寄せた。

四選手による抽選の結果、9月7日の第一試合ではファイティングイーグルス名古屋対三遠ネオフェニックス、第二試合がシーホース三河対名古屋ダイヤモンドドルフィンズという組み合わせに決まった。第一試合では、昨シーズンわずか2勝差でチャンピオンシップ(CS)出場を逃したファイティングイーグルスが、圧倒的な力で中地区を制したネオフェニックスへ挑む形に。第二試合は奇しくもCSのクォーターファイナルと同じ対戦となるなど、どちらも興味深いカードとなった。各試合の勝者が決勝戦、敗者が3位決定戦を翌8日に戦うこととなっている。

抽選後には各選手が抱負を語った。第一試合に登場する三遠ネオフェニックスの太田選手は「9月までに体と心をしっかり作る。ファンの期待に応えたい」とコメント。それを受けて対戦相手のファイティングイーグルス名古屋の笹山選手は「太田選手に負けないよう、こちらもしっかり体を作って大会に挑みたい」と応戦した。

第二試合を戦う名古屋ダイヤモンドドルフィンズの中東選手が「CSと同様に熱い試合をお見せしたい。最後に勝つのはドルフィンズ」と語れば、シーホース三河の石井選手は「CSで負けてしまったドルフィンズにリベンジして、初代チャンピオンになりたい」と意気込みを見せている。

2024-25シーズンは名古屋ダイヤモンドドルフィンズが西地区から中地区へ移り、愛知の4クラブが初めて同地区で戦うことが決まっている。それだけに「AICHI CENTRAL CUP 2024」は新シーズンの中地区の行方を占う、格好の大会となることは間違いない。各クラブがどんな布陣・戦術で臨むのかが注目される。

チケットは7月8日に発売開始予定。なお、特設サイト公式Xも開設されている。

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