アストロスケール、東証グロースへ新規上場–宇宙ゴミ除去サービスなど展開

アストロスケールは6月5日、東京証券取引所のグロース市場へ新規上場した。銘柄コードは186A。

アストロスケールは2013年に創業。スペースデブリ(宇宙ゴミ)の除去サービスや衛星の寿命延長、軌道上の故障機や物体の観測・点検サービスの開発に取り組んでいる。

直近では、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が推進する商業デブリ除去実証(Commercial Removal of Debris Demonstration:CRD2)の「フェーズ1」を受託。同社の商業デブリ除去実証衛星「ADRAS-J」(アドラスJ)がスペースデブリ化した「H-IIA上段」に接近し、その姿をカメラで捉えたことでも話題となった。

アドラス-Jが捉えたH-IIA上段

上場にあたっては「持続可能な軌道環境を促進するとともに、衛星運用者にとってのリスクを軽減し、ROI(投資利益率)を高め、ミッションの成功に貢献する」とコメントしている。

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