中国の原子力発電の発展に尽力する研究員 四川省

中国の原子力発電の発展に尽力する研究員 四川省

  【新華社成都6月5日】中国の原発大手、中国核工業集団(CNNC)傘下の中国核動力研究設計院で「華竜1号」原子力発電プロジェクトの副総設計師を務めた鍾元章(しょう・げんしょう)氏(62)は1986年、四川省の成都科技大学(現在の四川大学)化学工業機械専攻を卒業し、同研究院に入った。一貫して原子炉の構造設計作業に従事し、中国にある原子力発電所の半数以上の研究開発、設計に参加してきた。

 鍾氏は中国の原子力発電について「最初の30万キロワットから60万、90万と増え、そして今建設している『華竜1号』は約120万キロワットになる。われわれの原子力発電の極めて着実な発展に対し、私はこの数十年間とてもうれしく感じている」と感慨深げに振り返るとともに、「今は定年退職後の再雇用により引き続き『華竜1号』のさらなる研究開発に携わっており、われわれは安全性と経済性をさらに高める必要がある」と語った。(記者/劉坤)

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