仲里依紗、ロバート秋山の“眼力”絶賛「大好き!」 監督作を通して“ハッピーなうわさ話”推奨「人にやさしくなれる世界で…」

ロバート秋山の“眼力”を絶賛した仲里依紗 (C)ORICON NewS inc.

米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭『ショートショートフィルムフェスティバル&アジア 2024』(略称:SSFF&ASIA)のオープニングセレモニーが4日、東京・LINE CUBE SHIBUYAで開催。『アクターズ・ショート・フィルム4』から、千葉雄大仲里依紗福士蒼汰森崎ウィンが登壇した。

仲監督作『撮影/鏑木真一』は、秋山竜次(ロバート)演じるカメラマンの上司・同僚役として、杉本哲太・寛一郎が脇を固める。仲は、監督業について「難しかったのはすべてです。監督ってこんなに大変なんだって。やってみないとわからない。身を持って、こんなご苦労されていたんだとわかったので、今後は食い気味で『はい!』って言おうって思いました(笑)。それくらい、ありがたさがわかりましたね。楽しかったのは、編集です。YouTubeでも編集をやっていて、音をつけたり、映像を作り上げていくのが楽しかった印象があります」と振り返った。

秋山の演技については「私、秋山さんの眼力が大好きなんです(笑)。本当に大好き。普段だと、その眼力が面白い方向に行っちゃうんですけど、この眼力で違った面を撮りたいなと。ただのファンなんですよね」と告白。「私自身がホラー好きなのと、主役がしゃべらないってどうなるんだろうっていう部分をどんどん組み込んできて、出来上がったという感じでした。『うん』っていうせりふも消すくらい、なるべくしゃべらせないっていう方向に持っていったので、秋山さんは苦しそうでした」と笑顔で舞台裏を打ち明けた。

また、作品の内容にちなんで「秘密がない人なんて絶対いないから、私はそれを想像することが好きなので。想像に想像をかきたてるのが大好き。ホラーも『おばけがいるのか、いないのか』っていう、子どもみたいな話ですけど、そういうお話をお友だちや家族とやれているって幸せなんですよ。人のことなんて気にできないくらい追い詰められていると、つらいですよね。だから、幸せなうわさ話、人にやさしくなれる世界で、ハッピーなうわさ話にしていきたい」と言葉に力を込めていた。

今年の『SSFF&ASIA』は「Illuminate Your Life〜いのち照らせ セカイ照らせ」をテーマに、「いのち」「人生」「生活」と、それを取り巻く「セカイ」を照らし出す各作品を発信。オープニングセレモニーを皮切りに、17日まで開催される5ヶ所のリアル会場とあわせ、世界約114の国と地域から集まった4936点以上の中から、選りすぐりの約270作品を上映する。

上映作品には、同映画祭史上初となる全編をAIが制作したショートフィルムや、パレスチナの難民キャンプを舞台にした物語、ミサイル攻撃を生き残った人々のスマートフォンフッテージから制作されたドキュメンタリー、宗教や文化の違いを背景に描かれるダイバーシティを訴えかける作品など、「いのち」や「LIFE(人生・生活)」を描く作品が多く集まった。

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