太鼓ミュージシャン・松本悠斗さん(糸魚川市出身) 太鼓生活25周年 節目飾る 故郷で盛大に「XERO」公演

会場内は盛大な拍手や歓声に包まれた

糸魚川市出身の太鼓ミュージシャン・松本悠斗さん(27)は2日、自身が和楽器・洋楽器の若手奏者たちとつくるユニット「Taiko Music XERO(ゼロ)」の糸魚川公演を同市寺町4のビーチホールまがたまで開いた。駆け付けた観客約400人を沸かせ、太鼓奏者として迎えた25周年の節目を飾った。

松本さんの太鼓生活25周年記念公演として実施。配布プログラムには「まだ2歳だった僕に、お爺ちゃん(=政一さん)から石川県浅野太鼓製の1尺もない小さな和太鼓を与えられ太鼓生活がスタートしました。琴平太鼓のビデオを見ながら、テレビに向かって右・左真逆の手順で毎日のようにたたいていたと聞きます」「この25年間は、楽しい時もあれば苦しい時もあり、本当に多くの時間を和太鼓・音楽と共に歩んできましたが、どの時間を思い返しても決して『やめたい』と思う時間は無かったかと思います」などとこれまでの歩みや思い、感謝をつづった。

公演には松本さんをはじめ、同市出身のギタリスト・池田拓真さんら「XERO」メンバーに加え、ゲストで地元の琴平太鼓、石塚友和さん(演歌)が出演。多彩なコラボレーション、演出で披露される楽曲の数々が観客を魅了し、盛大な拍手や手拍子、歓声が送られた。

松本さんは「糸魚川、最高です!ありがとうございます!」と観客に呼びかけ、アンコールの「SUN SAMBA!!(サンサンバ!!)」で盛り上がりは最高潮に達した。

太鼓生活25年の歩み、思い、感謝を込めてパフォーマンスを披露する松本さん

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