町田市補助金申請ミス 5000万円超受け取れず 不足は市が補填…住民憤りも

町田市で子育て支援事業に関する補助金の申請でミスがあり5000万円以上の補助金が受け取れなかったことが分かりました。不足分は町田市の財源が使われることになり、住民からは憤りの声があがっています。

町田市によりますと、市民の妊娠と出産時に支給するギフトカードの事業に関し、去年11月に、国と東京都に補助金を申請していました。しかしその後も市民からの応募がありましたが、追加の申請をしないままだったため、5110万円にのぼる補助金が受けられなかったということです。5000万円を超える不足分については市の財源から補填する方針で、市民からは憤りの声が上がっています。

町田市民:「もう信じられないですね。もう言葉がないです。ほんとちゃんとしてほしいし、我々のお金じゃなくてえらい人たちがやるべきだと思いますね」「(東京都が)その市区町村の市役所に対しての、警告をちゃんとお手紙を怠らず、調べておけばこういった問題にはならないじゃないですか」

町田市の石阪市長は、「市民の皆さまからの公務に対する信頼を損ね、深くお詫び申し上げます。今後は確認体制の徹底を図り、再発防止と市政の信頼回復に努めていきます」とコメントしています。

町田市は、申請を怠った担当者を処分をするかを含めた対応を検討していて、再発防止策としてはチェックシートを作るとともに職員への研修を行っていくと説明しています。

© TOKYO MX