「芒種」 広がる青空、田植え進む 岡山県内 朝の気温は低め

田植えが進む倉敷市真備町箭田の水田

 5日は、穂の出る穀物の種をまく時季とされる二十四節気の一つ「芒種(ぼうしゅ)」。岡山県内は放射冷却のため朝の気温は低めだったが、高気圧に覆われて青空が広がった。

 最低気温(午前9時現在)は、岡山市中心部14.3度(平年17.2度)倉敷市14.2度(17.2度)玉野市15.0度(17.6度)―など、全16観測地点のうち14地点で5月中、下旬並みの気温となった。

 倉敷市真備町箭田にある農業佐藤彰さん(78)=同市=の田んぼでは、田植え機を使って水田に青々とした苗を次々と植えていった。

 2018年7月の西日本豪雨から間もなく6年。自宅も田んぼも約5メートル浸水する被害に遭った佐藤さんは「最近は降雨量も多いだけに心配だが、元気にすくすく育ってほしい」と話した。

 岡山地方気象台は「6日は晴れで夕方から曇り、7日はおおむね晴れるだろう」としている。

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