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「雑餉隈」に「古賀茶屋」に「久喜宮」。あなたは、この駅名・バス停、読めますか?
福岡に存在する地名の中には、他県の方ではなかなか読めない「難読地名」と呼ばれるものがあります。今回はそんな「難読地名」の中で、実際に西鉄の駅名やバス停名に採用されているものをクイズ形式でご紹介!何個読めるのかチャレンジしてみてください!
西鉄電車の難読駅名クイズ
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西鉄には、全路線で70以上の駅が。その中でもとくに難読と言われる駅名を紹介!あなたはいくつわかりますか?
■問1
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答え
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答えは「ざっしょのくま」!駅の近くにはアーケードのある「銀天町商店街」があり、たくさんの地元客で賑わっています。テレビなどで取り上げられることも多く、他県の方にも知られている駅かもしれませんね!
クイズの最後に雑餉隈の駅名に関するトリビアもご紹介しています♪
■問2
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答え
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答えは「しらきばる」。大野城市にある天神大牟田線の駅です。実は、福岡では地名の「原」の字を「はる」と呼ぶことが多々あります。白木原駅のお隣の駅である「春日原」も、読み方は「かすがばる」と読みます!
ちなみに「白木(しらき)」とは、昔の韓国の国名「新羅」からきており、この場所に韓人の館があったことが、地名の由来になっています。
■問3
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答え
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「こがちゃや」と読みたくなるが、「こがんちゃや」なんです!久留米市にある甘木線の駅で、駅のそばには太刀洗川が流れています。周囲は田んぼに囲まれている、のどかな場所です。
■問4
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答え
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「堰」という字をご存知でしょうか?この駅名は「おおぜき」です。堰(せき)とは、川の水をせきとめる設備のこと。大堰という地名も、大堰駅近くにある「床島堰」という筑後川から農業用水を取水するために築かれた堰が由来なのだそう!知らなかった……。
さらに難しい!西鉄バスの難読バス停クイズ
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■問5
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答え
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こちらは福岡市博多区の月隈ジャンクションの近くにある「りゅうげじ」というバス停です。かつて「龍華寺」と表記されていましたが、現在の表記になりました。「龍華寺」という寺院が由来?と思われますが、近隣に「龍華寺」という寺院はありません。
■問6
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答え
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こちらは「こうじょう」と読む、宗像市にあるバス停です。もともと「不入の地」という意味から、「上入」と読んでいたところ、「入」を「八」と誤り「上八」となったという説があります。現在は「不入の地」と呼ばれるような怪しげな雰囲気はなく、潮風と田園風景が広がるのどかな場所です。
■問7
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答え
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鹿好きの集まる不思議な部活に見えますが、読み方は「ししぶ」。古賀市の国道3号線にあるバス停です。「鹿部」が難読である影響で、近隣には「ししぶ駅」というかな表記の駅があります。
■問8
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答え
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まず初見では読めない、最高難易度の難読バス停。こちらは「めかり」と読みます。難読なので、この地域にあるパーキングエリアは「めかりPA」というかな表記です。地名の由来は、わかめ刈りの神事で有名な「和布刈(めかり)神社」。
以上、西鉄でも寄りすぐりの8箇所の駅名とバス停を紹介しました。駅名やバス停名の由来は、ほとんどがかなり昔からその名称になっており詳しくは不明ですが、主に以下の2通りです。
・地名
・駅周辺にあるもの(例:桜並木駅、学校前、聖マリア病院前など)
駅名を決める時には、利用者となる地域の方とも対話しながら、最終的に候補を決めていきます。2024年に天神大牟田線に新駅として誕生した「桜並木駅」も、そのようにして決まりました。
難読駅名の定番「雑餉隈駅」は雑餉隈にない?
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さて、ここで、福岡の難読地名の代名詞である雑餉隈駅について、もう少し詳しく紹介します。
「雑餉隈」が難読地名として有名となった要因は、実は「餉」の1字が全てです。この「餉」というのは、「朝餉(あさげ)」「夕餉(ゆうげ)」などで用いられる、「げ」と読む「食事」という意味の漢字。さらに「雑餉」といえば、おもてなしに用いる食や酒という意味を持ちます。
「隈」には曲がり角や場所という意味があるので、「雑餉隈」とは「たくさんの食や酒があるところ」というすてきな意味に!
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ここで一つ驚きの事実!
実は、雑餉隈駅は雑餉隈にはありません。
雑餉隈駅がある場所は福岡市博多区ですが、実は福岡市に「雑餉隈」という地名は存在していないのです。実際に雑餉隈という地名があるのは、雑餉隈駅より1kmほど離れた大野城市雑餉隈町です。
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もともと「雑餉隈」とは、雑餉隈駅のある地域一帯を指していました。しかし、現在地名として名が残るのは大野城市雑餉隈町に限られています。ちなみに大野城市雑餉隈町の最寄り駅は桜並木駅もしくは春日原駅です。
地元住民の間でも、広義に「雑餉隈」と言えば、雑餉隈駅周辺を指すことが多いようです。このあたり一帯は、ふんわりと「雑餉隈」というフレーズに包まれています。
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大野城市雑餉隈町には、雑餉隈恵比須神社という神社があります。そこには、雑餉隈地区は「旅籠や茶店や日曜雑貨の商店が軒を並べて繁栄していた宿場町であった」と記されていました。
現在でも味のある面白い店が多い雑餉隈エリアはミステリアスな魅力があります。そんな雑餉隈の歴史は、今もなお続いていると言っていいでしょう。
難読駅名・バス停に出かけてみよう!
難読駅名や難読バス停を紹介してきましたが、独特な面白い魅力があるところも多くありました。
読み方がわかったら、ぜひ一度、その駅やバス停に出かけてみませんか?そして、その地域の空気や暮らしに触れてみてください!
「読み方が気になって、このまちに出かけてみた」そんな、まちとの出会いもおもしろいかも・・・!?
さあ、「読みにくいまち」へ出かけてみましょう。