日・米・韓の海上保安機関 日本海沖で初の合同訓練 舞鶴

今月6日、日本海沖で行われる日本・アメリカ・韓国の海上保安機関初の合同訓練を前にアメリカと韓国の関係者らが舞鶴市の第八管区海上保安本部を表敬訪問しました。
第8管区海上保安本部を訪れたのは、アメリカ沿岸警備隊の巡視船「WAESCHE」のタイソン・スコフィールド船長や韓国海洋警察庁の警備艦「太平洋16」の金範植艦長ら合わせて11人です。スコフィールド船長と金船長は、本部長室を訪れ、久田隆弘本部長とがっちりと握手を交わして連携強化を確認しました。
先月9日、海上保安庁とアメリカ沿岸警備隊、それに韓国海洋警察庁は、連携強化を確認する文書に署名し、東南アジアや太平洋島しょ国が課題としている違法な漁業対策や捜索救助などに対する海上保安能力の向上を支援していくことを決めています。この取り決めを受けて行われる初の合同訓練について、久田本部長がインタビューに応じ、次のように抱負を述べました。

【声】第8管区海上保安本部 久田隆弘本部長
「今回、実践の訓練を通じて今後のそれぞれの国の技術の向上、実際に捜索にあたる上で捜索海域を決めるといった連携の仕方もどういった形で決めていくのか、それぞれの考えがあると思うので、そこの連携・課題が解決につながればいい」

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