京都・祇園祭で20万円席 価格下げ国内客も呼び込む狙い

昨年の京都・祇園祭の「プレミアム観覧席」(京都市観光協会提供)

 京都市観光協会は5日、祇園祭のハイライトとなる前祭の山鉾巡行(7月17日)で、1席15万円と20万円の「プレミアム観覧席」を販売すると発表した。昨年は40万円だったが、食事内容やスタッフ配置を見直し、備品も再利用したことで価格を下げた。インバウンド(訪日客)だけでなく国内客も呼び込む狙い。

 京都市中京区の河原町御池交差点に60席設置。山鉾が90度方向転換する「辻回し」を間近で見られる位置で日よけを設け、冷たい飲み物や軽食も提供する。

 今年は1列目をフリースペースにし、2~3列目の高さをかさ上げする。20万円のプランでは前日に函谷鉾を貸し切りで搭乗見学できる。販売は今月11日から。

© 一般社団法人共同通信社