東京・銀座で梅酒味わって 高級飲食店21店舗で提供、和歌山県とみなべ町

 日本一の梅産地、和歌山県みなべ町産の梅酒をPRしようと、県とみなべ町は「梅の日」の6日から、東京都の銀座料理飲食業組合連合会に加盟する飲食店で「紀州みなべ梅酒フェアin銀座」を開く。

 県は、「わかやま産」ブランドの向上と販路開拓を目的に、県産品を高級飲食店で取り扱ってもらえるように活動している。

 みなべ町で誕生した梅の人気品種「南高梅」は皮が薄く、肉厚なのが特徴。同町は梅酒特区にも指定されており、梅干しだけでなく梅酒への利用も盛ん。さらに世界農業遺産「みなべ・田辺の梅システム」の認定や「GI和歌山梅酒」の指定でも注目されており、高級店の並ぶ銀座でも十分に味わってもらえるとして企画した。今年で3年目。

 参加店21店舗で、そのうち9店舗は今年初めて参加する。6月末まで、各店舗で2種類ずつ梅酒を提供する。

 みなべ町うめ課は「梅産地みなべの梅酒を飲んでもらうきっかけにしたい。各社こだわりがあり、梅酒にも味や特徴など個性があることを知ってもらえればうれしい。飲んだ人たちが交流サイト(SNS)で『みなべの梅酒』を発信してくれることにも期待したい」と話している。

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