中国各地がカード決済で利便性措置を導入、外国人の消費が一層便利に

中国の30の省と市はこのほど、中国を訪れた外国人観光客の支払いニーズを満たし、利便性を与える具体的な措置を講じました。

北京、上海など中国の30の省と市はこのほど、中国を訪れた外国人観光客の支払いニーズを満たし、利便性を与える具体的な措置を講じました。各地が採用したこうした措置は段階的に進み、外国人観光客の支払い金額と件数が大幅に増え、初歩的な成果を収めています。

地下鉄の乗車、博物館の入場券購入、デパートの買い物など、外国人観光客の支払いがより便利になってきました。上海などの各地は支払い方法を簡便化する「先駆的モデル地区」を積極的に打ち出しました。デパートでは今年に入り外国人顧客の数が急増しており、ほとんどの加盟店が海外の複数のカードによる支払いに対応すると同時に、多くの加盟店の入り口には外国人向けに決済方法を紹介する案内が貼られています。

イタリアから来た観光客は、「とても便利だ。スマホ1台でほとんどすべてのことができる。地下鉄の乗車だけでなく、ここでの支払いすべてがスマホでできる。外国人でも持っているカードをバインディングできる。食料品を買う時、至る所でQRコード決済できるのはとても便利だ」と話しました。

上海だけでなく、中国北西部の陝西省西安市でも、観光客に優しい国際的な観光目的地というイメージを構築しており、市内全域の景勝地、ホテル、飲食店、旅行などで決済簡便化とデジタルサービスをアップグレードしています。海外の観光客が入国し、持っているカードをバインディングするだけで、中国国内の消費者と同様に、QRコードを読み取り、決済することができます。同時に、韓国、シンガポール、カザフスタンなど9カ国の電子ウォレットを使用して、QRコードを直接スキャンして購入することもできます。(提供/CRI)

© 株式会社 Record China