全米女子オープン日本勢の活躍に「男子もこれから」 石川遼は渡米前ラストマッチ

来週は海外メジャー(撮影/谷口愛純)

◇国内メジャー◇BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ 5日(事前)◇宍戸ヒルズCC西コース(茨城)◇7430yd(パー71)

前週の女子海外メジャー「全米女子オープン」での日本勢の活躍は、日本の男子ゴルフ界にも刺激になった。メジャー2勝目を挙げた笹生優花をはじめ、2位渋野日向子、6位古江彩佳ら5人の日本勢がトップ10入り。

次週の6月13日には男子海外メジャー「全米オープン」(ノースカロライナ州・パインハーストリゾート&CC パインハースト No.2)が開幕。日本地区の最終予選会から出場権を獲得した石川遼も、「あれだけ日本の選手が出られるというのは、世界的な日本女子ツアーのレベルの高さを物語っている」と話した。

ポイント配分の減少は「重く受け止めている」(撮影/谷口愛純)

全米オープンには、現時点で石川を含め日本勢6人の出場が決まっている。全米オープンの日本勢最多出場人数は2012年、22年の7人。「メジャーにどれだけ出られるかは、ツアーのレベルが世界に認められないと」。2022年に世界ランキングの日本ツアーへのポイント配分が下がったことはツアーメンバーとして重く受け止めている。

「それを挽回できるメンバーが今はそろっている。男子もこれから、各々が頑張ることでレベルが上がっていると思ってもらえるかも」と表情を引き締めた。

新シャフトを投入予定(撮影/谷口愛純)

渡米を前に、今週はテストしたばかりのグラファイトの新シャフトを試合で投入予定。「スイングのタイミングとあっている。1Wのヘッドの動きに悩んでいたけど、それをサポートしてくれる」と心強い味方になりそうだ。

本大会にはプロ転向後10度出場して、ベストフィニッシュは2010年の15位タイ。「毎試合全力でやっている。良い準備をしたいなと思います」と国内メジャー初戦を迎える。(茨城県笠間市/谷口愛純)

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