【阪神】主軸の佐藤輝明に続き、大山悠輔も不振で抹消のピンチ これから「緊急補強」の可能性あるか

阪神に緊急事態だ。佐藤輝明に続き、大山悠輔も打撃不振でファーム降格に。交流戦は1勝5敗と負け越し、最大7あった貯金が2まで減った。

「大山、佐藤抜きで戦うのは苦しい」

スポーツ紙記者は

「大山、佐藤抜きで戦うのは苦しい。近本光司を4番に据えるなどテコ入れを図っていますが、本来はチャンスメーカーです。ポイントゲッターを置かないと得点が入らない。巨人がヘルナンデスの加入で得点力が上がったように、新外国人選手を緊急補強する可能性があります」

と分析する。

佐藤は打率.209、3本塁打、17打点。得点圏打率.281は決して悪い数字ではないが好調を維持できず、三塁の守備で拙守を連発し、2024年5月15日に登録抹消された。早期昇格が望まれるが、ファームでも守備でのミスが目立ち不安が解消されていない。

「不動の4番」として期待された大山も重症だ。春先から調子が上がらず、打率.199、3本塁打、19打点。最近5試合は21打数2安打、打率.095と本来の打撃を完全に見失っていた。

シェルドン・ノイジーもファームで調整しており、日本一に輝いた昨年の中軸3人が不在の状況となった。交流戦6試合で10得点と1試合平均2得点にも満たなければ、苦しい戦いが続くのは当然だろう。

直近では、アデルリン・ロドリゲス選手が途中加入した例も

打線がどん底に近い状況だが、首位・巨人とは1.5ゲーム差で、巻き返すチャンスはまだまだ十分にある。

シーズン途中の助っ人補強は、直近のシーズンで22年6月にアデルリン・ロドリゲスが途中加入している。オリックスでも20年にプレーした助っ人だが、24試合出場で打率.154、2本塁打、9打点に終わり同年限りで退団した。

過度な期待は禁物だが、戦力を整えるために今季もシーズン途中で補強に乗り出す可能性があるかもしれない。(中町顕吾)

© 株式会社ジェイ・キャスト