米国タイトリストが『GT3』の試打動画を公開!飛ばない方の選手が「キャリー10yd増」ってマジ!?

J.T.ポストンがタイトリスト『GT3』をテスト!(GettyImages、米国タイトリスト)

米国タイトリストがSNSを更新し、今週行われるPGAツアー「ザ・メモリアルトーナメント」でシーディングを開始した『GT3』ドライバーのテストの模様を公開。試したのは、同社総合契約のJ.T.ポストン(米国)だ。

ポストンの今季スタッツの平均ボール初速は、ここまで2世代前の『TSi3』ドライバーを使用して168.66mph(75.4m/s)の151位で、平均ヘッドスピードは112.52mph(50.3m/s)の150位。計測ホールの平均飛距離は288.4yd(161位)、平均キャリーが278yd(146位)と、PGAツアーでは飛ばないほうだ。
 
新作『GT3』の数字はどうか。打ち始める前に「ハードに打ってみるけど、キャリー300ydは出たことがないんだよ」とトラックマン計測しながら打つと、ヘッドスピード117.5mph(52.52m/s)、ボール初速175.3mph(78.36m/s)、キャリー304.8ydをマークして「本当?」と驚くポストン。
 
「興奮するね、こんなに出たことないよ」と今度はローフェードを打つと、ヘッドスピード116.5mph(52.08m/s)、ボール初速172.4mph(77.06m/s)、キャリー290.8ydをマークし「エースの強振よりも速く出てる」。そしてまた通常のスピードで打つと116.6mph/174.1mph/303.1ydを記録。「10ヤードはキャリーが違うね」と、最高の結果でテストを終えた。
 
この投稿に米国のファンたちは次々に反応。「新しいクラブは常により遠くまで行きます。😂」「私は今でもタイトリストがゴルフ界のナンバーワンドライバーだと思っています。それが私の正直な意見です」「実力で言えば世界最高のゴルファー」「今、私のTSRがとても古く見えることに腹が立っています」「試すのが待ちきれません!」など、ポストンの伸びに驚く人が多数。
 
が、中には「今季の平均初速は168?これは怪しい」と疑う人も。「2年前に遡るとツアープレーヤーの誰かがTSRで驚異的な向上とスピードを実現したという同一の動画があるはず。これはマーケティングの極み。TSRからこれにアップグレードして4~7mphも向上する人はいない」との意見に「その通り!」と共感する声も。
 
現時点で、この投稿の真偽を確認できるのは、米国タイトリストのツアー関係者とテストできる選手たちのみ。2世代も前の『TSi3』がエースなら、調整には相当時間がかかりそうだが、大会初日まで残りわずかで、ポストンは真新しい『GT3』に替えることができるだろうか。

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