大相撲・荒汐部屋の合宿が5日から福島市で始まり、福島市出身の若元春や若隆景などが朝稽古を披露しました。
佐々木夢夏アナウンサー「現在の時刻は午前7時半と朝早いですが、力士たちを間近で見ようと、立ち見が出るほど多くの人が集まっています」
福島市の相撲場で始まった、荒汐部屋の福島合宿。福島市出身の大波三兄弟がそろい踏みし、次男の若元春に、三男で先場所で十両優勝を果たした若隆景、さらに長男の若隆元も朝稽古を披露しました。
荒汐部屋が福島市で合宿を行うのは2年連続で、今年は暑さや夏巡業の時期を踏まえ、去年より2か月早く行われています。気迫あふれる取り組みに、訪れた400人を超えるファンが熱い視線を送っていました。
思い出の土俵に若隆景「すごく懐かしい」
およそ2時間にわたる稽古の終盤には、若隆景が取り組みを披露。
見物客「音がすごかったです、骨が砕けるんじゃないかみたいな」 見物客「若隆景がけがから復帰してくれて良かったです。体は小さいんだけど、やっぱり迫力が違うね」
若隆景関「本当に小さい頃からこの土俵で稽古して力をつけてきたので、すごく懐かしい思いがありました」
朝稽古の後には、JA全農福島から大波三兄弟に、合宿の食材として麓山高原豚10キロが贈られました。若隆景は、7月の名古屋場所に向け「自身の相撲をさらに磨いていきたい」と意気込みます。
若隆景関「たくさんの人が応援してくれていると思うので、その期待に応えられるようにやっていきたい」
荒汐部屋の福島合宿は、6月16日まで行われ、朝稽古は一般の人も見学できるということです。
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