9年ぶりに復活するキマグレンの軌跡

2015年に解散したクレイ勇輝とISEKIによる2人組ユニット・キマグレンが4日、再結成を発表した。

同ユニットは結成10周年の15年7月にラストライブを行い解散。2019年8月2日に、15周年を記念したデジタルアルバム「キマグレン-BEST OF SUMMER」をリリースし、同日に2008年以来11年ぶりとなるテレビ朝日系「ミュージックステーション」で一夜限りの〝復活〟を果たしていた。

それぞれの分野で活動を続けていたが、昨年ユニットの復活を願っていたクレイ勇輝の最愛の母の死と、周囲からの後押しが再結成の決め手となったという。

再結成のスタートとして、9月1日に神奈川・鎌倉材木座某所でワンマンライブを開催する。詳細は7月17日に発表の予定。

神奈川・逗子育ちの幼なじみだったSEKIとクレイ勇輝だが、2005年に逗子海岸で海の家ライブハウス(現「音霊 OTODAMA SEA STUDIO」)を立ち上げる中で同ユニットを結成し、08年2月にメジャーデビュー。セカンドシングル「LIFE」がヒットし、同年末の「NHK紅白歌合戦」に初出場を果たしていた。

クレイは「9月1日、僕ら流の、夏が終わる日。そんな場所からまたはじめてみてもいいかな。ただいま。」。

ISEKIは「これから先どんな道になるかは分からないけれど、自分たちのペースで僕ららしく楽しみたいと思います」とコメントしている。

「もっと早く再結成を発表していれば夏のフェスで引っぱりダコだったかもしれないが、話題性があるだけに、年末の各局の音楽番組からオファーが殺到するのでは。キマグレンの曲を聴いた人やキマグレンを見た人のことは『キマグレンジャー』と呼ばれるが、再結成でさらにキマグレンジャーの数を増やしてほしいもの」(音楽業界関係者)

「LIFE」を超えるヒット曲を世に送り出してほしいものだ。

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