松本人志側弁護士 A子さんB子さん特定は「取材源の秘匿の問題ではない」文春側の反論がないと主張 弁論準備手続き非公開で

 ダウンタウン・松本人志

 お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が、自身の女性問題を報じた週刊誌「週刊文春」の発行元である文芸春秋などに5億5000万円の損害賠償などを求めた訴訟の弁論準備手続きが5日、非公開で行われた。松本の代理人を務める田代政弘弁護士が都内で取材に応じた。

 田代弁護士はこれまで「A子さんとB子さんの特定」を要請していたが、その点についての進展として「準備書面は4月末の時点で出していますが、それについて反論はなかった」と説明。「こちら側は『特定してください』と言っているわけじゃない。『特定されないと認否ができない』と言っている」と話し「以前に(文春側は)『取材源の秘匿』ということは言っていたが、こちらは『取材源の秘匿』の問題ではないと言っている。それに対する反論がない」とした。

 今後の展望について「A子さんとB子さんの特定をしないんであれば、特定がされないっていう前提で裁判を進めることになります。あとは文春側が真実性、真実相当性を立証、主張するということ」と解説した。

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