ロープと磁石で一攫千金 川底から引き上げた金庫の中に大量の札束

ロープを結びつけた強力な磁石を川に投げ入れ、川底に眠る金属を吊り上げる「マグネットフィッシング」が流行中だ。釣れるものは主に壊れた自転車や空き缶といったガラクタだが、ナイフや銃などが見つかることもある。そんな中、米ニューヨークで、本物の“お宝”を吊り上げたYouTuberが話題となっている。ABC NEWSなどが報じた。

YouTubeチャンネル「Let’s Get Magnetic」を運営するジェームズ・ケインさんとバービ・アゴスティーニさんは、クイーンズ地区にあるフラッシング・メドウズ・コロナ・パークを訪れ、そこを流れる小川でマグネットフィッシングを楽しんでいたところ、金庫が釣れた。中をあらためると、およそ10万ドル(約1560万円)相当の100ドル札の束が入っていたという。

金庫が犯罪に関連したものである可能性も考え、2人はニューヨーク市警に報告。ひととおり調べられたが、水に浸かっていたため紙幣の状態が非常に悪いうえに、IDなどもなく、元の持ち主を探し出す術もないことから、拾得品として全て2人がもらえることになったという。

2人は今後、ワシントンD.C.の財務省に札束を持ち込み、紙幣の復元を依頼するそうだ。

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