エアロセンス、「エアロボウイング」がVTOL機として国内初となる第二種型式認証を取得

VTOL型ドローンの第二種型式認証取得は国内初だ。また、2024年6月5日~7日に幕張メッセで開催されているJapan Drone 2024で、新型エアロボウイング(AS-VT01K)を展示している。

型式認証は無人航空機(ドローン)を対象とした設計及び製造過程が安全基準(強度、構造及び性能の適切性)および均一性基準(製造等業務の適切性)に適合するかを検査し認証する制度だ。

型式認証を受けた型式の無人航空機については、機体認証の際に機体毎に行う設計、製造過程及び現状検査の全部又は一部が省略される。エアロボウイングの運用コンセプトは離陸から着陸まで長距離を目視外で自動飛行するもので、この安全性と信頼性が基準に適合し認証された。

なお、今回の認証においては事前承認が必要な特定飛行のうち目視外飛行が対象となる。これにより、レベル3およびレベル3.5飛行のうち、目視外飛行の事前申請が不要となる。

長距離・広範囲の飛行が可能な特徴を活かしたVTOL型ドローンによる河川や砂防堰堤などのインフラ点検や調査などの利用範囲がさらに広がることを見込んでいるという。

エアロセンスは国産ドローンメーカーとして多数のドローン製品ラインアップを揃え、多くの企業や自治体で導入・活用されており、国土交通省や文科省等、各省庁からも高い機体性能や信頼性が認められている。

今後もエアロセンスは自社開発体制を持つ強みを生かし、ドローンの社会実装を進めていくとしている。

エアロボウイング AS-VT01K 諸元情報

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