松本人志の損害賠償請求訴訟 「A子」「B子」の〝人定〟ならず 文春側がスルー

松本人志

お笑いコンビ、ダウンタウンの松本人志(60)が、週刊文春の発行元・文芸春秋と週刊文春編集長に5億5000万円の慰謝料などを求めた損害賠償請求等訴訟の民事訴訟の弁論準備手続きが5日、非公開のオンラインで行われ、原告側の代理人弁護士を務める田代政弘弁護士が終了後に会見に応じた。

今回は10分ほど、裁判所、原告側の代理人、被告側の代理人がオンライン上で話し合った。松本は出席しなかったという。本人の今後の出席、出廷の可能性については「必要に応じて」とのみ語った。

松本側はこれまで、記事中で性行為を強要されたとされる「A子」「B子」の情報開示を訴えていたが、今回、これを文春側は「スルー」。田代弁護士によると「準備書面は4月末の時点で出していますが、それについて反論はなかった」といい「『取材源の秘匿』ということを以前言ってきてるけど、こちらは取材源の秘匿の問題ではないと主張している。これに対して(今回)反論はない」と現状を説明する。

続けて「A子、B子が特定されないなら、特定されない前提で準備を進めるということになる」と方針を示し「こちらは2人に限らず、一切強制はないと言ってるわけだから。その前提で裁判は進みます」と改めて強調。

今後、2人が出廷する可能性については「立証に必要なら出してくるだろうし。立証に必要ないなら出さないだろうし。強制できるものではない」と語った。

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