Amazonネットスーパー、プライム会員限定から全会員に拡大 6月5日から

アマゾンジャパンは5日、生鮮食品などを最短2時間で配送する「Amazonネットスーパー」の購入対象者を、プライム会員限定から全会員に拡大した。配送区域は東京都、愛知県、大阪府など9都道府県だが、2024年中に福岡県でも事業展開を予定している。

Amazonネットスーパーには、アマゾンジャパン直営の「Amazonフレッシュ」に加え、「ライフネットスーパー」「バローネットスーパー」「成城石井ネットスーパー」「アークスネットスーパー」が提携ネットスーパーとなっている。生鮮食品のほか、惣菜、飲料、酒類、日用品、ベビー用品などを最短2時間で配送している。

Amazonフレッシュの場合の配送料金は、プライム会員では、販売価格1万円未満で490円、1万円以上で無料。一方プライム会員以外では、1万円未満で690円、1万円以上で200円となる。

配送区域はAmazonフレッシュが東京、神奈川、埼玉、千葉の4都県の一部。ライフが東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、京都、兵庫の7都府県の一部。バローが愛知県の一部、成城石井が東京、神奈川、愛知の3都県の一部、アークスが北海道の札幌市、北広島市、石狩市の一部となる。

各ネットスーパーではサービス拡大を記念し、セールやキャンペーンを予定している。アマゾンジャパンの荒川みず恵Amazonフレッシュ事業本部長は、「お客さまのニーズに応え、最高の買い物体験を提供したい」とコメントしている。

現在の配送区域は提携ネットスーパーを含め、9都道府県の一部だが、山口県防府市に本部を置くスーパー運営のリテールパートナーズと協業し、2024年中に福岡市とその周辺の一部に拡大する方針。

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