能登半島地震を教訓に-原発事故との「複合災害」にも備え 県が防災対策検討会を初開催【新潟】

能登半島地震を受けて立ち上げた「防災対策検討会」

県は能登半島地震を受けて立ち上げた「防災対策検討会」の初めての会議を開きました。原発事故との複合災害が起きた際の、県の避難計画の改定も視野に議論を進めます。

検討会は、専門家やNPO団体の代表など10人の委員で構成されています。能登半島地震の際は、柏崎市で津波から逃れようと高台に避難する車の渋滞が発生しました。これを受けて検討会では「地震と津波からの避難」や「道路の寸断による孤立地域の対策」「避難所の運営」などについて議論することを確認しました。

■県防災対策検討会 関谷直也座長
「能登半島地震の教訓を次の新潟の災害に備えるために、新潟県民の災害への備えに生かしていかなければならない。」

自然災害と原発事故が同時に起きる「複合災害」についても議論することになっていて、花角知事は6月5日の会見で「柏崎刈羽原発の再稼働に向けた議論の材料になる」と話しました。次回は8月までに開かれます。

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