緩衝帯整備などのクマ対策には約6000万円 秋田県が6月議会に提出する補正予算案の概要を明らかに

秋田朝日放送

秋田県は6月議会に向けて、人身被害が相次ぐクマへの緊急対策などを盛り込んだ総額34億円あまりの一般会計補正予算案を発表しました。

約34億5000万円の補正予算案のうちクマ対策には5980万円を盛り込みました。円安で高くなっている猟銃の購入について補助の上限を引き上げるための費用や、昨年度人身被害が起きた地域で緩衝帯の整備や放置されている果樹の伐採を行うための費用などが盛り込まれています。

また、秋田の新たなイメージを発信するため県内の高校生以上の若者などをターゲットにした動画の制作に約1200万円が盛り込まれています。県は都市機能や最先端の産業、若者のあそび場などを中心とした90秒ぐらいの動画をつくり移住・定住などを呼びかける方針です。

一方、5日は外旭川地区で計画されている新スタジアムについて秋田市・穂積市長の発言を受けた質問も出ました。県は仮に新スタジアムが八橋で進められることになったとしても「2028年のオープンをめざす新県立体育館とは別のタイムスケジュールで新スタジアムのあり方を検討するものと考えている」と答えました。6月議会は12日に開会します。

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